去年の末頃、

「来年は自分が聴きたくなるようなもの、人に聞かせたくなるようなものを作る」

みたいなことをほざいておりましたが、年が明けてみると、まったく真逆のことばかりしています。

アナログシンセの即興ばっかり。

これはぜんぜんDJでかけたくなるようなものではない…ひたすら己がやって己が一人で聴いて楽しいだけのものです。


さて、先日レーベルアーティストの一人であるmiraさんにお会いした時、「ちょっと使ってみてよ」という感じで、ご親切にもセミモジュラーシンセを一台貸与していただきました。
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※スペインのメーカーPlankton Electronicsの「Ants!」という機種。


わーい。

モジュラー経験がほとんどなかった自分にとってはいいチャンスだと思って、家でしばらくいじってたんですが…。



どうもうまくいかない。



ケーブルを一つ一つつないだり、演奏中にいちいち信号の流れを確認したり、挿したケーブルをかいくぐって小さなツマミをいじったりするのがだんだん面倒くさくなってきて、次第にテンションが落ちてきます。

まあ慣れもあるんでしょうけど、自分にはなかなか難しいですね…。



ふだんからモジュラー使ってるみなさんホントすごいな~。


せっかく貸していただいたmiraさんには申し訳ないけど、やっぱり俺にはモジュラー向いてないのかなあ、「豚に真珠」というか「猫に小判」というか。


↓苦闘のあとがこちら。
別にモジュラーシンセでなくても出来るような、ふつう(?)のドローンになりました。




そんで、そのあとBassstation II を引っ張り出してきて、いつものようにディレイにつないで即興してみると、まるで風呂に入ってるみたいなリラックス感が…。


いいわ~。


これですよこれ。


自分はどうも複雑すぎる楽器を使うと、即興のときに迷いがでちゃうなあ、と思いました。

この迷いの分、次の一手がどうしても遅れてしまい、音楽の流れについていけなくなるというか…。

シンプルな一体型のアナログシンセは、ほとんど無意識にどこをどういじったらいいか分かるので、とっさの音楽の流れの変化に、瞬時に対応できてるような気がします。

アコースティックギター一本抱えてるぐらいの気楽さなんですよね~(アコギ自体は殆ど弾けないけど)。


というわけで最近またBassstation IIの即興ばかり。






Bassstation2と言えば、ファームウェアが新しくなってるので、最近アップデートしてみました。

パラフォニック演奏とかマイクロチューニングとか、いろいろ機能が増えました。


でも機能が増えると、再び演奏中に「迷い」が生じてきて、バージョンアップって一概にいいのか悪いのか分かりませんね。

あと、アップデートのときに自分で作った音色プログラムが全部飛んでしまったので、また音色作り直し。

べつに音色づくりに時間がかかるような機種ではないんだけど、デフォルトに戻っちゃうと、ちょっと寂しい気もします。


まあシンセの話はこれぐらいにして、今後のイベントの予定を書いておきます。


2/22(土)

15:00くらいから四条大宮のイタリア料理酒場「ピッコロ・ジャルディーノ」でバンド「部活アンビエンツ?」で出演。このエリアで、こういうややマニアックなイベントが企画されることは珍しいので、近場の方はぜひ。


2/29(土)

18:30よりZAC BARAN(熊野神社近く)でライブイベント「ROMAN SHOW」に参加。ギターシンセの木村博巳さんとデュオで演奏。


3/15(日)

19:00からVIVA LA MUSICAでフリーセッションのイベント「部活アンビエンツ?」。飛び入り歓迎です。


3/27(金)

19:00からゆるいダンスイベント「Self Dance」の2回目をアニーズカフェで。思い思いのダサ踊り(自分らしい踊り)をしにきてください。出演者とまだ交渉中なので、詳細決まったらちゃんと告知します。



miraさんも参加!Lo-fiのコンピです。


2020年になりました。

私は年末に帰省したら、年明け早々にインフルエンザにかかってしまい、実家で一週間以上寝込んでいました。家族にはすっかり世話になってしまった…。

まあ去年から全体的に疲れていたので、ヤバい感じはしていたんですが、案の定、予防注射の効果もむなしくやられてしまいました。

今年はもう少し仕事を減らして全体的な負担を減らそうと思った…。


さて、久しぶりに東京に行ったので、ちょっとだけ新宿、渋谷あたりをうろうろしました。

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渋谷のテクニークさん。

今回自分のアナログ盤の流通をしていただいているそうなので、ご挨拶に伺ってきました。

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おお!「kyoto ep」が置いてある!


今回一緒についてきてもらった人が、

「こういう音楽の専門店があるんだ…」と地味にウケていました。

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そうだよ。東京には何でもあるね。

「こういう店で聴くと、スピーカも最適化されてるし、テクノの良さが分かるね。」

とのことでした。


でも、昔はこういうテクノの専門店、もっといっぱいあったなあ…(遠い目)。


さて、渋谷の裏側に久しぶりに行ったら、再開発でエラいことになってました。

駅の中は永遠に工事中なのに、こういうでかいビルどもはさっさと建つんだね。

それにしても、昔から身の置き所がない街だと思ってたけど、しばらく離れていたせいか、ますます居づらく感じるようになってしまった。

まあ年のせいもあるだろうね。


それに比べると、新宿の方がまだ居やすい感じがする。歌舞伎町エリアに入ると、さらにもっと居心地よくなる(危険な街のイメージがありますが、変な店とかに入らなければたいてい安全です)。


そして今回、一番興奮したのは実は新大久保で、こんな楽しい街になってるとは思わなかった。


何というか、渋谷はいろいろ新しくなっていたけど、全てが既知のものの組み合わせや延長線上にあるので、特に驚きやワクワクみたいのは感じない。

新大久保はちょっとした海外旅行に行くみたいな気持ちになって楽しい。

パスポートもいらないし、安上がりな海外旅行だよなあ。



今年はまず一発目のイベントとして、「部活アンビエンツ?」を1月19日に予定してます。

これはフリーセッションのイベントです。VIVA LA MUSICAにて。


あとはまあぼちぼち決めます。


デモをあちこちからいただいているので、リリースも考えていきたいです。

なかなかお返事できませんでしたけど、聴いてますよ~。


というわけで今年もよろしくお願いいたします。

なんと7月から久しぶりのClub Yoshida再開だったらしいです。

このClub Yoshida、最近は人が来すぎてて騒音問題とかあって、いろいろ対策立ててたみたいなんだけど、久しぶりの今回は元のガラガラ状態に戻ってて、妙な安心感がありました。


そんで、初心に帰って今回のDJは、とにかく好きなものをかけようと思って、ゆっくりしたのから始めて、80年代や90年代のヒット曲で自分的に名曲と思えるやつの数々、個人的に好きなやつ、それから徐々にテクノに移って、ひと通り盛り上がったところで、サルサで締めくくって終わりました。


今回は我ながらいい流れだったと思うな~…。うん。


「DJ」って、自分の中ではあくまでも「余技」って感じで、どこか自身の「創作」に比べてゲームみたいに軽く考えてたんだけど、今回あらためて自分の好きな曲を中心にかけてみたところ、ある大きな気づきが訪れました。


それは…


「好きな曲は好きなんだから、誰がなんと言おうと好き」


という、ごく当たり前の事実でした。


もちろん、その場にあった選曲をするというのも大事で、時間感覚的にそぐわないものをかけようとは思わないんだけど、

どっか「こんな古いのをかけたらドン引きするかな~」

とかビビるあまり、堂々とかけきれていないところがありました。


そんなことより「自分が好き」っていうことの方が大事なのにね。


それと、自分の中で「DJとしての自分」と「作曲者としての自分」を、いままで分けすぎていたんだな…ということに唐突に気づきました。


どういうことかと言うと、


恐ろしいことですが、ハッキリと言ってしまうと、


「DJとしての自分は、自分の作った曲をかけたいと思わない」


というあまりにもショッキングな事実でした(笑)。


つまり、「リスナーとしての自分」と、「作曲者としての自分」が、完全に乖離してしまっていた、ということです。


これは多分、即興をやりすぎたせいもあると思います(笑)。


もちろん、「即興」という行為自体を否定しているわけじゃないです。

ただ、ここ十数年ほど

「即興を録音して、曲と称して発表する」

という形態にこだわりすぎていたせいで、「楽曲そのものの良さ」みたいなところが弱くなっていたんだと思います。


実は、最近「自分の曲はどうやったらDJに使ってもらえるようになるんだろう?」ということでしばらく悩んでいたんだけど、それってあくまで

「他人のDJ」

を想定した悩みであって、

「自分がDJだとしたらどういう曲を使いたいか?」

という観点が完全に抜け落ちていたわけです…。


いやー、

「灯台下暗し」

とはよく言うけど、恐ろしいもんですね。


「自分が作るべき音楽は、自分が聴きたくなるような音楽だ」という、

言ってみればごく当たり前な結論…。


こういうのって、分かってみると当然なのに、分かるまでは何故か本当に分からない…。

不思議なもんです。


というわけで、来年の目標は


「自分が聴きたくなるような音楽を作る!!!」


ということで。


出来るかな?



それでは皆様、よいお年をお過ごし下さい!

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