(前回のあらすじ)
Metasynthというソフトを使いたくなったのだが、調べたところMac版しかないことがわかった。
ソフトのメーカーに問い合わせたところ、Win版を作るのは大分先になりそうとのこと。
「古いMacでも動くから、中古のMacで安いのを探してみたら」
と言われた。
SNSでワーワー言ってたら、友人が私に古いMacbook Proを安く譲ってくれることになった。
これでMetasynthを使えるかもしれない…!
**********
そんな経緯で昨日、じぶんにとっては人生初のMacがうちに届いた。
さっそく高級感あふれる化粧箱を開け、電源を入れる。
私はパソコンにも何がしかの人格のようなものがあると思っていて、今持っている他の2台のパソコンに、それぞれ性格というか擬人化したキャラクターのようなものを感じている(ちなみに全て中古)。
先代の古いHPは好々爺のようで、動作は遅いけど、触っていてどこか落ち着くような、ほんわかとした穏やかな雰囲気。
「そうさのう…(赤毛のアンのマシュー)」みたいな。
その後買った LenovoのThinkpadは、ヤンキー上がりの若い兄ちゃんみたいな感じで、チャキチャキとしていて短気で仕事がはやい。
「あ、それ俺ぜんぜんやれるっすよ。任してくださいよ!」
という感じで、自信過剰で頼もしいけど、無理な時はあっさり無理になる。
そんなわけで、うちのオフィスに新しく入ってくる新人のMacに、自分がどんな人格を感じるのか非常に興味があった。
電源を入れ、初期的な設定をする。
ん?
何というか、意外ともっさりしている…。
自分がMacに対して勝手に抱いていた、都会的でスマートなイメージとちょっと違う。
ちょっとピントのずれた、ぼーっとしたお嬢さんという感じ。
下町の工場に、なんか世間ずれしてない、いいとこのお嬢が入ってきちゃったよ!というか…。
うちは給料も安いし、オシャレなオフィスもないよ。いいのかい?
決して仕事が出来ないわけじゃないが、パキパキしたうちの現場にいると、何となく間が抜けたみたいに感じられる。
何でかな〜?
やっぱりWinの方が、動作が直線的というのか…。Macは動作がぬるっとしているというか、曲線的な感じがする。
そのあたりが何かもさっとして感じられる理由か。
Winは左脳的というか、目的に対してまっすぐ向かっていく感じ。
「あれをやろう」
と思ったら、脇目も振らずまっすぐそこに向かっていく。
Macはなんか動作にいちいちタメがあって、そこにある種のリズム感があるというか。
多分Macの好きな人は、このリズム感のファンなんじゃないかな〜。
「あれをやろう」
と思って、操作を開始したのに、いつの間にか別のことをしていて、でもそれが心地いい時間でもあるというような…。
そういった回り道のような、道草のような、それ自体が生きることの全体でもあるような、そういう豊かさのような。
正直、スペックだけでいうとうちのLenovoとそんなに変わらないと思うし、「目的を遂行する」という意味ではもしかしたらLenovoの方が自分にとっては有効かもしれない。
でも、Macには何か茶飲み友達のような、人生に対する余裕のようなものがある。
別に急ぐことは何もないんだよ、まあゆっくりうちで遊んでいきなよ、
そんなふうに言われているような気がする。
自分はわりとせっかちな方だと思う。
何か思いついたら、左脳的に処理してすぐ終わらせようとしてしまいがちだ。
でもそうでない、クリエイティブなあり方の可能性みたいなものを感じた。
もっと可塑的な、緩やかな態度。
もしかしたら、うちの工場はお嬢のせいでちょっとだけ上品になるかもしれない。
※ちなみにMetasynthのデモを落として試してみたが、制限が鬼畜すぎた。何と8秒ごとに音が止まる!これでは評価は難しいよ。もうちょっと制限をゆるくしてもらわないとな〜。
※後註:その後思い切ってMetaSynthの製品版を手に入れた。
Metasynthというソフトを使いたくなったのだが、調べたところMac版しかないことがわかった。
ソフトのメーカーに問い合わせたところ、Win版を作るのは大分先になりそうとのこと。
「古いMacでも動くから、中古のMacで安いのを探してみたら」
と言われた。
SNSでワーワー言ってたら、友人が私に古いMacbook Proを安く譲ってくれることになった。
これでMetasynthを使えるかもしれない…!
**********
そんな経緯で昨日、じぶんにとっては人生初のMacがうちに届いた。
さっそく高級感あふれる化粧箱を開け、電源を入れる。
私はパソコンにも何がしかの人格のようなものがあると思っていて、今持っている他の2台のパソコンに、それぞれ性格というか擬人化したキャラクターのようなものを感じている(ちなみに全て中古)。
先代の古いHPは好々爺のようで、動作は遅いけど、触っていてどこか落ち着くような、ほんわかとした穏やかな雰囲気。
「そうさのう…(赤毛のアンのマシュー)」みたいな。
その後買った LenovoのThinkpadは、ヤンキー上がりの若い兄ちゃんみたいな感じで、チャキチャキとしていて短気で仕事がはやい。
「あ、それ俺ぜんぜんやれるっすよ。任してくださいよ!」
という感じで、自信過剰で頼もしいけど、無理な時はあっさり無理になる。
そんなわけで、うちのオフィスに新しく入ってくる新人のMacに、自分がどんな人格を感じるのか非常に興味があった。
電源を入れ、初期的な設定をする。
ん?
何というか、意外ともっさりしている…。
自分がMacに対して勝手に抱いていた、都会的でスマートなイメージとちょっと違う。
ちょっとピントのずれた、ぼーっとしたお嬢さんという感じ。
下町の工場に、なんか世間ずれしてない、いいとこのお嬢が入ってきちゃったよ!というか…。
うちは給料も安いし、オシャレなオフィスもないよ。いいのかい?
決して仕事が出来ないわけじゃないが、パキパキしたうちの現場にいると、何となく間が抜けたみたいに感じられる。
何でかな〜?
やっぱりWinの方が、動作が直線的というのか…。Macは動作がぬるっとしているというか、曲線的な感じがする。
そのあたりが何かもさっとして感じられる理由か。
Winは左脳的というか、目的に対してまっすぐ向かっていく感じ。
「あれをやろう」
と思ったら、脇目も振らずまっすぐそこに向かっていく。
Macはなんか動作にいちいちタメがあって、そこにある種のリズム感があるというか。
多分Macの好きな人は、このリズム感のファンなんじゃないかな〜。
「あれをやろう」
と思って、操作を開始したのに、いつの間にか別のことをしていて、でもそれが心地いい時間でもあるというような…。
そういった回り道のような、道草のような、それ自体が生きることの全体でもあるような、そういう豊かさのような。
正直、スペックだけでいうとうちのLenovoとそんなに変わらないと思うし、「目的を遂行する」という意味ではもしかしたらLenovoの方が自分にとっては有効かもしれない。
でも、Macには何か茶飲み友達のような、人生に対する余裕のようなものがある。
別に急ぐことは何もないんだよ、まあゆっくりうちで遊んでいきなよ、
そんなふうに言われているような気がする。
自分はわりとせっかちな方だと思う。
何か思いついたら、左脳的に処理してすぐ終わらせようとしてしまいがちだ。
でもそうでない、クリエイティブなあり方の可能性みたいなものを感じた。
もっと可塑的な、緩やかな態度。
もしかしたら、うちの工場はお嬢のせいでちょっとだけ上品になるかもしれない。
※ちなみにMetasynthのデモを落として試してみたが、制限が鬼畜すぎた。何と8秒ごとに音が止まる!これでは評価は難しいよ。もうちょっと制限をゆるくしてもらわないとな〜。
※後註:その後思い切ってMetaSynthの製品版を手に入れた。