「部活アンビエンツ?」という不定期アンビエント・セッションのイベント。

昨日10月27日に、スペシャル企画(?)をVIVA LA MUSICAで開催しました。

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このイベントは当初、


①ノーチャージで、お店(バー)の通常営業の延長線上でやる。

②お店の邪魔にならない、というかむしろ売り上げを上げるつもりでより良い雰囲気をめざす

③中身は部活的なノリ。DJを中心に、即興演奏やオリジナルの楽曲をかけたりする。

④飛び入り歓迎。というかサロン的な雰囲気にして、いろんなクリエイティブな人たちが霊感を受けたり発表したり情報交換できる場にしたい。

⑤音をあまり大きくしない(会話が成り立つ程度)。

⑥余裕があれば暗闇にろうそくみたいな厳かな照明にチャレンジしたい…。




というコンセプトを立てて始めました。


つまり、もうちょっと「さりげない」ものになる予定だったんです…。


しかし、いざやってみると、予想以上に参加者が来てくださり(これは嬉しいことなんですが)、店の中でプレイヤーの占める面積がだんだん大きくなり、音もだんだんでかくなり…


結局、全くさりげなくなくなってきた(笑)


ていうか、思いっきりお店の邪魔になっとる可能性が…。


で、当初場所をお借りしていた「かぜのね」さんでは、音量的にもちょっと継続が難しくなったのもあって、今回は試験的にVIVA LA MUSICAさんでやってみることにしました。

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別に「爆音でやりたい」とか、そういう気持ちは一切ないんですけど、ときどき最大音量に達したときに、近所の苦情とかを気にしないですむというのは、やっぱりストレスが少ないですね。


昨日は何故かギターの人が多くて、戸谷昇さん、東京からいらっしゃったロクさん、サンポーヨシの下村さん、いつもの木村さんとジョルジュさんらのギタリストたちが、同時に音を出したりしました。

これはこれでカオス。

あと、西村彩ゾンビさんが前日に引き続き来てくれて、FM音源のラックを使った独自のドローンシステムで参加。

ギターと合わせて、ちょっとインド音楽みたいになってました(笑)。


さて、前日の似たようなイベント(Resynthesize II)で、「何をどう聞いたらいいのかさっぱり分からない」とご立腹のお客様もいらしたので、それがけっこう自分の中で引っかかっていました。

で、この日は気を付けてお客さんに対応してたんですが、ふつうにジャムセッションとして楽しんでいる方もいらしたし、まあケースバイケースなんだよなとか思いました。

(あれ?前にもこんなことがあったような?…デジャヴ?)


というわけで、この「部活アンビエンツ?」も、やっているうちに少しずつ主旨が変わってきている感じもありますが、今回やってみて、

「ああ、自分がやりたかったのは『原っぱ』みたいな場所を作るってことだったのかな…」

とちょっと思いました。


子供の頃、とりあえず公園とか原っぱに行くと、誰かがいて、何となく一緒に遊べる場所。


それを、電子楽器とかで出来たらいいな~という感じです。


ちょっと「草サッカー」みたいな。

そういうところでは、サッカーをやってもいいし、疲れたらいつでも抜けていいし、みんながやってるのをただ見てるだけでもいいし…。



そういえば昨日来てくれたダンサーのケる子さんが、


「こういうのっていいよね~…鴨川みたいで」


と言ってくれて、これはとても嬉しい誉め言葉でした。


鴨川って、多分京都っていうか、全国的に見ても一番自由な感じのするところですよね。

まあ好きにやって、交流を深めたり深めなかったり、自由にできたら最高だと思います。


あとは、これをもうちょっとお客さん目線から見て楽しめるようにすればお店的にもいいのかな?

そのへんはまた試行錯誤していきます。




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